使わなきゃ損!こどもみらい住宅支援事業徹底解説!

コラム

とおるです

皆さんは今年度の一押し補助金事業「こどもみらい住宅支援事業」を知っていますか?

目にしたことあるけど、いまいち何なのかわからないという方は
これを読めばどんな制度で、どんな人に適したものなのかがわかります

その名の通り子育て世代には特にお得な制度となっているので、押さえておいて損はありません

※こどもみらい住宅支援事業は2022年に終了いたしました。

こどもみらい住宅支援事業とは

目的は

こどもみらい住宅支援事業とは、国土交通省が行っている助成金で、
2050年のカーボンニュートラルの実現を見越して、子育て世帯や若者夫婦世帯が省エネ性能の高い住宅購入時やリフォームを行う際に、工事内容によって見合った補助金を受け取れる補助制度です
住宅購入をお考えの方や、リフォームを検討中の方に絶対に使ってほしい制度となります

子育て世帯・若者夫婦世帯って

ここで気になってくるのが、子育て世帯と若者夫婦世帯はどこを指しているのかということではないでしょうか。

本事業における世帯の定義は
・子育て世帯 ー 申請時点に2003年4月2日以降に出生した子を有する世帯
・若者夫婦世帯 ー 申請時点に夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯

つまり本事業の一番のターゲットは
20歳未満の子供がいる、もしくは夫婦のどちらかが40歳未満の夫婦であることが条件になっています

その名の通り、今現在子育て真っただ中の人と
子供がいなくとも40歳未満の若い夫婦を支援する事業と言えるでしょう

ここまで聞いて、
自分はどちらにも属さないから関係ないと思う方もいると思いますが、
今回勘違いされる大きなポイントになりますので、
もう少し読み進めてもらえると嬉しいです

申請期間は

次に実際の申請の対象期間を確認していきましょう

対象となるのは施工を行う事業者がこどもみらい住宅支援事業の登録をした日以降に契約をし、2021年11月26日以降に交付申請が行えるようになっています

当初2022年10月31日までだった申請の完了報告期間は、昨今の原油価格上昇や物価高騰による住宅価格上昇への対策として2023年3月31日まで申請期限が延長となっています

リフォームの場合、工事完了後の申請が必須となります!契約だけでは申請できないので注意!

補助額は

補助の金額は工事によって異なります
注文住宅の新築や新築分譲住宅の購入の場合は条件を満たせば60万から100万円の助成金が交付されます

既存住宅を利用したリフォームの場合は、実施内容によって5万から上限45万までの助成金が交付されます

ここで確認したいのが、今回の補助金は子育て・若者夫婦世帯が最も優遇されていますが、
どちらにも属さない方にも、メリットがある事業ということです

前述した上限補助額はあくまで子育て・若者夫婦世帯に適用される補助額の上限で、
それ以外の一般世帯の方でも、例えばリフォームの場合、5万から上限30万まで同様に申請が出来ることです

つまり子育て世帯・若者夫婦世帯をターゲットにしながら、結局全世帯を対象とした補助金制度ということです

対象となるには

ここまでで、全世帯の方に補助金をもらいお得にリフォームが出来る可能性があることを知っていただけたと思います

では補助金を受けるためにはどのくらいの工事をする必要があるのでしょうか

補助金の対象となる工事は大きく2種類に分けられています

いずれか1つ以上を必ずしなければならない必須工事
1)開口部の断熱改修
→ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換

2)外壁、屋根、天井または床の断熱改修
→JIS規格における適切な断熱工事

3)エコ住宅設備の設置
→太陽光システム、節水トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、節湯水栓

その他必須工事とともに行うことで補助額の増額ができる任意工事
4)子育て対応改修
→食洗機や浴室乾燥機などの家事負担軽減の設備機器

5)耐震改修

6)バリアフリー改修
→手すりの設置や段差の解消となる工事

7)空気清浄機・換気機能付きエアコンの設置

8)リフォーム瑕疵保険等への加入

上記の項目の中から選んで合計補助額が5万以上になれば申請が出来ます

実際どのくらいもらえるの

じゃあ実際そんな工事をすれば補助金は出るのか
簡単なものを紹介します

必須工事の項目の中で、2の断熱工事は
工事自体が大規模になってしまうので、もとから考えているならば話は違いますが、基本的にはおススメしません

簡単に考えられておススメなのは、
1や3の項目になります。

例えば1の項目で窓の工事ならば
一ヶ所に対して補助金が¥14,000~¥21,000もらえます

そこに3の項目から節水型トイレに交換すれば¥19,000がプラスされます

窓が自宅に一ヶ所のわけがないので、
最低でも窓2,3か所とトイレを交換してしまうだけで
申請額5万円は簡単に超えてしまいます。

これだけで工事金額の5万円分が出るならば、
やらない手はないですよね

ちょっとまって!最後の注意点

ここまで読めば、少しでも気になる箇所があればせっかくだからリフォームでも考えようかなという方もいらっしゃるかと思います

注意点がいくつかございますので、必ず確認をして工事を検討してください

・申請は工事業者しかできない
残念ながら本事業は工事を請け負った業者から申請を行うことになっています
申請などの煩わしいことは業者がやってくれるので簡単ですが、業者によっては代行金額として金額を高く出してきたり、そもそも申請するための事業者登録をしておらず、間際になって使えないなんてことも考えられます
必ず業者に相談する際には、初めにこの補助金を使いたい折を説明し、対応してもらえるか確認する必要があります

・予算は早いもの順
今回に限らず、こういった補助金制度は申請した先着順となっており、予算がなくなり次第期間中であっても事業が終了することがあります
あまり申請期間ギリギリまで悩んでいると、そもそも予算がなくなっていた。何てことにもなる可能性があります

以上のことに注意をして、少しでも興味が出てきたら今すぐに検討を始めてください

終わりに

今回はこどもみらい住宅支援事業をざっくりと紹介いたしました
毎年名前を変え、内容を変え、同様の補助金制度は行われていますが、
今年は特に子育て世帯・若者夫婦世帯が優遇される制度だと思いましたので、紹介いたしました

大型出費になりやすいリフォームなどはパパが財布を握っていたり、ママに探してと頼まれたりしている方も多いと思います
ご検討する際の参考にしてもらえれば幸いです

https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/ こどもみらい住宅支援事業【公式】

とおる

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