【レビュー】セミパパはとりあえずコウノドリ読んどけと伝えたい

レビュー

コウノドリ(1)/鈴ノ木ユウ


コウノドリという漫画を知っていますでしょうか。
数年前にはテレビドラマ化もされていたので、名前だけはご存じの方もいるかと思いますが、
この漫画はすべてのプレパパに読んでほしい漫画になっていますので、詳しく紹介いたします。

コウノドリとは

コウノドリは鈴ノ木ユウ先生がモーニングという週刊誌で連載していた漫画で
産婦人科医とジャズピアニストという二足の草鞋を履いた主人公「鴻鳥サクラ」が務めている「聖ペルソナ総合医療センター」を舞台に
切迫流産」や「無痛分娩」といったテーマに沿ってストーリーが展開されていくオムニバス形式の漫画です。

ある妊婦と家族に焦点が当てられ、それぞれが抱えている妊娠の問題や疑問に真摯に向き合っていく産婦人科医達の姿が描かれています。

コウノドリをオススメする理由

テレビドラマ化されたことからもわかる通り、まず非常に漫画自体が面白いです。
医療漫画は扱うテーマが重いものも多く、どうしてもシリアスな話になりそうですが、
この漫画はそれだけではなく、シリアスの中にちょっとコミカルも含めたりしながら描かれています。

それでいてテーマになっている問題に対して、妊婦からの目線、その家族からの目線、そして医師からの目線とそれぞれの考えをきれいに説明してくれ、1話読み進めるごとに知識が増えていく印象で、どんどん読み進めていけます。

妊娠に対して様々なことを知ることができるので、
これからママを支える側もどういったことに直面することがあるのかと知ることができます。

コウノドリで描かれること

この漫画で一貫して描かれること。
それは「妊娠に絶対はない」ということです。

妊婦によって、妊娠の進み方や付き合い方は千差万別で

  • 1人目だから
  • 2人目だから
  • 早期出産だから
  • 人よりも大きくなりすぎているから
  • あの人はこう言ってたから

そんなことは何も関係がなく、
妊婦それぞれに合った形があると一貫して語られます。

それは主人公の鴻鳥サクラの口からの時もありますし、
サポートする助産師のセリフの場合もあります。
はじめは不安だらけでどうしていいかもわからなかった夫の言葉で語られることもあります。

「絶対はない」とさんざん語られますが、
一つ一つのベストをつくして産婦人科医たちは妊婦と赤ちゃんに向き合っていきます。

コウノドリに出てくる医師たちは、絶対はないとわかっていて、
その上で最後まで妊婦と赤ちゃんを一番に思って向き合っているのです。

そのために、妊婦や家族に言うべきことはハッキリと伝えます。
妊娠に絶対はないと常々感じさせられる作品です。

コウノドリに興味が出たら

もしここまで読んでいただき、コウノドリに興味がわきましたら
ぜひ最初の数話でも読んでみてほしいと思います。

コミックスは全32巻出ていますが、
今は電子書籍でも簡単に購入できるので、まずは1巻お試しで読んでみることをオススメします。


なんでも出来ることからやって
セミパパとして成長していきましょう。

とおる

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